本郷キャンパスにてJSTAR報告会を開催

3月8日、本プロジェクトの主催により、本学本郷キャンパスにて「くらしと健康の調査」(JSTAR) 報告会が開催されました。(ポスターを閲覧)

この報告会の目的の一つは、長年調査に協力いただいている自治体のご担当者に対して、本プロジェクトがJSTAR実施によって得たデータや知見をお知らせすることでした。

さらには、JSTARのデータが示唆する、各自治体が高齢化によって抱えるであろう課題を指摘し、検診制度や介護などに関する政策改善の可能性を提示することが大きな意義でした。報告会のもうひとつの重要な役割は、自治体のご担当者に検診や介護サービスなどに関するニーズと問題点を教えていただくこと、またその解決法について率直な討論を行う場を設けることでした。

報告会の前半では、本プロジェクトリーダーである市村先生のほか、研究員の深井さん、プロジェクトメンバーの小川先生、臼井先生、橋本先生、澤田先生による研究報告が行われました。そのテーマは、JSTARの概要および記述統計の紹介、認知機能と労働力、高齢者の働く余力、地域医療・保健・介護について、日本とアジアにおける高齢化の将来などでした。

報告会の後半では、自治体の方々に、各自治体の取組みについて報告していただき、課題の克服方法について活発な意見交換が行われました。

JSTARの調査の実施において10の自治体に協力いただいていますが、今回の報告会では8つの自治体がご出席下さいました(那覇市、鳥栖市、富田林市、広島市、白川町、足立区、仙台市及び滝川市)。

JSTAR調査の実施に対して10年以上にわたり継続的なご協力をくださった10の自治体に心より厚く御礼申し上げます。

報告会のプログラムはこちらです。

参加者の集合写真